ある雪の日の猫の行動

ある雪の日の猫の行動

某唱歌の歌詞によると、雪が降ると犬は喜んで外を駆け回り、
猫は屋内でぬくぬくと暖をとることになっていますが、現実には犬や猫のタイプも様々です。

 

過去にうちで飼っていた犬の中にも、大雪だろうが大雨だろうがリードを引きちぎらんばかりの勢いで
散歩に行きたがる犬もいれば、悪天候の日は決して外に出ようとせず、玄関のコーナーで丸くなり、
一匹抵抗運動をしている犬もいました。

 

猫も同様で、雪の日はコタツの中に引きこもってずっと出てこないのもいれば、
なぜかそういう日に限って果敢に外へ出ていこうとする猫もいました。
生物本来の習性とは別の個性が、それぞれにあるんだと思います。

 

現在我が家にいるのは完全室内飼育の猫なので、ケージに入れて車で移動する場合などを除いては
外に出たことがありません。なので、飼い主のちょっとした遊び心から、
今年の雪の日に彼女を家の外に連れ出してみました(ほんの庭先ですが……)。
晴天の日ですら外に出たことのない猫なので、
最初はまずこの世界が一体どういうものなのかを考えているような顔をしていました。
そもそも足下の雪が自分の嫌いな水から出来ていることなど想像もできないようで、
雪が積もった地面にじっと佇んでいます。
その後、雪に顔を近づけて匂いを嗅いでみたり舐めてみたりし、やがて一歩一歩、歩きはじめます。
五歩ほど進んだところで、彼女はこの世の摂理に突如気がついたようにその場で飛び上がり、
全速力で家の中に戻ってきたのでした。

ちょっと可哀想なことをしたかなとも思いますが、飼い猫の愉快な姿を見ることができた日でした。